更新情報

2024年05月16日

第6回海洋科学技術情報講演会開催のご案内に関して



2024年5月吉日

関 係 各 位

一般社団法人国際海洋科学技術協会

会 長 増 田 光 一




第6回海洋科学技術情報講演会開催のご案内に関して


 このたび国際海洋科学技術協会は、「防波堤、港湾施設の耐波性能、耐波設計の取り組みについて」をメインテーマに、第6回海洋科学技術情報講演会を開催することになりました。当協会はこれまで調査研究や国際会議の開催、学会支援を主とした活動を行ってきましたが、海洋に関連する科学技術情報の発信を目的に独自に講演会を企画致しました。ぜひご関係の皆様とお誘い合わせの上、多数ご参加下さいますようお願い申し上げます。
本講演会は会場での講演・聴講以外に、ZOOMによる同時配信も行います。



1.概要
日 時: 2024年6月7日(金) 15:00~17:10
交流会 17:15~19:00
会 場: 日本大学 理工学部 御茶ノ水キャンパス タワー・スコラ1階講義室
ZOOMによる同時配信、参加あり
交流会: 嘉賓(千代田区神田駿河台3-2-1)を予定
参加費: 一般 8,000円(交流会費込み)、5,500円(交流会費なし)
学生 3,000円(交流会費込み)、1,100円(交流会費なし)
ZOOMによる参加をされる方は、交流会費なしでのお申込みをお願いします。

2.参加申し込み
下記事務局に、氏名、ご所属、住所、電話番号、メールアドレスをご連絡、お申し込み下さい。
ZOOMによる参加申込をされた方には、後日、参加のためのURL、ID等をご連絡致します。
交流会へ参加を頂く方は、準備の都合上、講演会申込と共に事前に参加の意向をご連絡ください。

3.参加費等の支払い
講演会参加費は、下記銀行口座へのお振込みでお願いいたします。
銀 行 名: 三菱UFJ銀行 虎ノ門中央支店
口座情報: 普通預金口座 5833024
口 座 名: 一般社団法人国際海洋科学技術協会
*当協会は適格請求書発行事業者の登録番号を取得しております。情報が必要な方はお申込みの際にご請求を頂けますようお願いします。

4.国際海洋科学技術協会事務局(参加申込・お問い合わせ)
一般社団法人国際海洋科学技術協会 事務局 猪口茂樹
〒107-0062 東京都港区南青山1-11-30 パレ南青山
TEL: 03-3405-6831 E-mail: s.inokuchi@k8.dion.ne.jp



第6回 海洋科学技術情報講演会
“防波堤、港湾施設の耐波性能、耐波設計の取り組みについて”

日 時: 2024年6月7日(金) 15:00~17:10
交流会 17:15~19:00
会 場: 日本大学 理工学部 御茶ノ水キャンパス タワー・スコラ1階講義室

【趣 旨】
港内施設を守り、安全で効率の良い荷役を行うための防波堤、港湾施設の耐波性能、耐波設計について、その取り組みについて、今回はご発表、ご紹介を頂きます。

【プログラム】
15:00~15:05 開会挨拶 国際海洋科学技術協会 会長 増 田 光 一

15:05~16:05 高山知司 沿岸技術研究センター
テーマ:
 防波堤の役割と耐波設計について

概 要:
 防波堤は港内を静穏に保ち、安全で効率のよい荷役をするために建設されてきたが、近年においては高潮や津波から沿岸部を防護するためにも建設されてきている。一般の防波堤は50年確率波で設計されているが、津波防波堤については設計対象津波より50年確率波による波力が大きいので、50年確率波で設計されてきた。しかしながら、2011年の東日本大震災ではその時に発生した巨大津波によって、津波防波堤も一般の防波堤も大きな被災を受けた。1000年に1回と言われるような巨大津波に対しては、防波堤が破壊されないように粘り強い機能を付加することに決まった。2007年の港湾施設の技術上の基準がそれまでの仕様設計から性能設計へと大きく変化した。2007年の基準では設計に係わる全ての要素に部分係数が設定されたが、そのために非常に複雑になり、部分係数の改定が難しくなった。2018年の基準の改定では、部分係数は荷重項と抵抗項の2つになり単純になった。このような性能設計法では基本に設計対象構造物の破壊確率が基本になっている。このようなことについて述べる。

16:05~17:05
鶴田修己
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
沿岸水工研究領域 耐波研究グループ長

テーマ: 
数値波動水槽を用いた数値設計手法構築に向けた取り組み

概 要:
 巨大津波による港湾施設の破壊や、海面上昇に伴う対波性能の再検討など、既往の設計式だけでは対応できない複雑境界を伴う現象に対して、低コストかつ迅速に大規模な範囲で対応するためのツールとしてCADMAS-SURFや粒子法(PARISPHERE)などの数値波動水槽を開発・改良し、それを用いた数値設計法の確立を目指しています。現状の課題や今後の展開など、運用方法を交えた研究の取り組みをご紹介します。

17:05~17:10 
閉会挨拶

17:15~19:00 
交流会