2023年3月吉日
第3回海洋科学技術情報講演会開催のご案内に関して一般社団法人国際海洋科学技術協会
会 長 増 田 光 一
このたび国際海洋科学技術協会は、「 再生エネルギー事業化の最前線 」をメインテーマに 、第 3回海洋科学技術情報講演会を開催することになり ました 。当協会はこれまで調査研究や国際会議の開催、学会支援を主とした活動を行ってきましたが、海洋に関連する科学技術情報の発信を目的に独自に講演会を企画致しました。ぜひご関係の皆様とお誘い合わせの上、多数ご参加下さいますようお願い申し上げます 。
1.概要日 時 :2023年 3 月30日(金) 14:30~16:40
開催方法 : Web・ZOOMにて開催
参 加 費 :一般 5,000円 学生 1,000 円
【参加申込ならびに参加費のお振り込み確認できた方にZOOMのURL,ID,パスワードを事務局よりご連絡します。】
2.参加申し込み
下記事務局に、ご所属、住所、電話番号、メールアドレスをご連絡、お申し込み下さい。
3.参加費等の支払い一般社団法人国際海洋科学技術協会 事務局 猪口茂樹
〒107-0062 東京都港区南青山1-11-30 パレ南青山
TEL: 03-3405-6831 E-mail: s.inokuchi@k8.dion.ne.jp
第3回 海洋科学技術情報講演会
“再生エネルギー事業化の最前線”
日 時: 2023年3月30日(木) 14:30~16:40
開催方法: Web・ZOOM
【趣 旨】
日本国内でも海洋に目を向けた再生エネルギーによる発電事業が多数行われるようになりましたが、国内外での事業展開について、今回ご発表、ご紹介を頂きます。
【プログラム】
14:30~14:35
開会挨拶 国際海洋科学技術協会 会長 増 田 光 一
14:35~15:35
皆川昌三 Bluenergy Solutions, EET Japan
テーマ
・潮流を利用したオフグリッド発電事業モデル-シンガポールでの展開を例に提示
内 容
・会社紹介
・システム(例)紹介
・グリッドへの売電を前提としない発電事業モデル= 地産地消/自家消費型、H2生産
・シンガポールでの商用運転の現状= 商用前デモンストレーショ、商用運転
・日本での適用の可能性
15:35~16:35
丸山康樹 東京大学生産技術研究所
テーマ
・波力発電事業の最前線
概 要
・新聞によると、秋田沖の洋上風力発電(20基、約14万kW)が本年2月に始動した。太陽光発電は低コスト化により普及しているが、夜間発電が出来ない等のデメリットがある。多種類の再エネ電源のベストミックスによる出力変動対策は今後の大きな課題であろう。東京大学生産技術研究所の林研究室および共同研究参加企業(全国16 社)は、震災後の 2012 年から波力発電の研究開発を実施している。 5 年間×4段階 =20 年間のロードマップに従い、第1段階(文科省事業:久慈波力発電43kW)、第2段階(環境省事業:平塚波力発電 45kW )の海域実証試験(いずも系統連系)を実施してきた。現在は、平塚市等の支援を受け、第3段階(プレコマーシャル)の研究開発を実施中である。プレコマーシャル段階では、大学の成果を企業へ移転し、企業による波力発電の実用化を目指し、4 者の出資によりスタートアップ企業であるe ウェーブ R D が平塚市に設立された。波力発電では、 FIT 価格が未設定で売電ができないので、資金不足(例えばNEDO 補助金ルールでは 1/3 を自己負担する必要がある)の問題をどうクリアするか、大きな課題となっている。本講演では、波力発電事業化の最前線について紹介する。
16:35~16:40
閉会挨拶